ソフトのいろいろ③・オリジナルか配給か
プラネタリウムの番組は、各施設で企画し、スタッフあるいは依頼したプロダクションが作るオリジナル番組と、プロダクションが制作した完成作品をそのまま上映・投影する番組(ここでは配給作品と呼びます)があります。
オリジナル番組は、(基本的には)一から作るものですから、その施設の特色を強く打ち出せます。
天文や科学の話題を独自の視点で掘り下げることもあれば、地元の話題や、古くから伝わる民話などを盛り込むこともあるでしょう。オリジナルという言葉どおり、「そこでしか見られない番組」なのです。
一方配給作品は、プロダクションなどが制作したものを各施設で上映します。
番組として完成度が高いものが多く、また単独館では制作が難しい大がかりな作品も上映できます。夏休みなど子どもの来館が多い時期には、アニメなどのキャラクターが登場する配給作品があちこちのプラネタリウムで見られます。
その他、人気のある作品は、日本全国の施設で上映されることもあります。
全作品をオリジナルで制作する施設もありますが、年に数回はオリジナル、数回は配給作品にしている施設もあります。
以上、プラネタリウムのソフトを大まかに分類してみましたが、中にはどちらともいえない番組もあります。また、どれが良いということではなく、施設、見る人、シチュエーションによって、ふさわしい番組は変わってくるでしょう。
いろいろな番組を上手に使い分けて、プラネタリウムを楽しんでくださいね。
いろいろな番組を上手に使い分けて、プラネタリウムを楽しんでくださいね。