大きさ、機能、投影方法…
プラネタリウムもいろいろ
皆さんは「プラネタリウム」と聞いて、どんな施設を思い浮かべますか?おそらく、初めて見た施設が「これぞプラネタリウム」という基準になっていることでしょう。
でも、ひとくちにプラネタリウムといっても、実は施設によって色々な違いがあるのです。他の施設を見たときに、驚くこともあるかもしれませんよ。
では、具体的にはどんな違いがあるのでしょう?まずは簡単にご説明しましょう。
設備について(概要)
プラネタリウムの特長といえば、なんといってもお椀を伏せたような丸い天井(ドーム)ですが、このドームは、大きいものから小さいものまで様々。大きさの違いによって、プラネタリウムの雰囲気はだいぶ違ってきます。
またドームの形も、お椀をぴったり逆さまにしたような水平型と、傾きをつけた傾斜型があります。
そのドームに星空を映し出すのが投影機。
こちらも、ダンベルのような形をした昔ながらのタイプから、恒星と他の天体を別々の投影機で投影するもの、すべての映像をデジタルで映し出すものなど、新旧、様々なタイプが入り混じっています。
そして、座席の配列にも違いがあります。
本体投影機を中心に、座席が同心円状に並んだタイプ、南側が見やすいように扇形に配列したタイプ、またドームの傾斜に合わせて階段状に並んだ傾斜タイプ。
そのほかにも補助投影機の違いなど、プラネタリウムは設備だけでも多種多様です。
こうした設備に関する詳しい話は「設備の色々」でご紹介しましょう。
ソフトについて(概要)
意外かもしれませんが、これも施設によって色々な違いがあります。
まず、解説員による生解説か、事前に準備したプログラムを上映するオート番組か。
また、特にオート番組では、天文・科学について紹介する番組(ここではこれを科学番組としましょう)か、娯楽性を重視した番組(こちらは娯楽番組とします)か。
さらには、施設独自のオリジナル番組か、プロダクションが配給元の配給番組か、という違いもあります。
設備の違い以上にプラネタリウム施設の特色が現れるのが、ソフトの違いです。
こちらは「ソフトの色々」でご説明します。