楽しむコツ・基本編④ コンサートに行く
「特別番組を見る」で、いつもとは違う番組が投影される機会があることをご紹介しましたが、さらに特別な場合として、プラネタリウム内でコンサートが行われることがあるのはご存知ですか?
「星と音楽の夕べ」等は多くの場合CDコンサートになりますが、それ以外に、演奏家を招いて生演奏のコンサートを開催している施設もあるのです。
プラネタリウムで生演奏というと、ちょっと不思議な感じがしますが、ドームは音場感が良いところが多いのだとか。
移転のため閉館した旧仙台市天文台では、閉館を前に、地元のジャズ愛好家たちから「ドームをジャズの音楽堂として使わせてほしい」との声が上がったそうですよ!(実現はしませんでしたが、もしそうなっていたら面白い事例になったでしょうね)
また、建設当初よりドームを講演会場としても使用できるよう設計し、南側にステージが設けられているところも少なくありません。
そんなこともあってか、各地のプラネタリウムで様々な演奏会が行われています。
特にクリスマスシーズンなどは、各館趣向を凝らしたコンサートを開催していますので、お近くの施設を調べてみると、意外なコンサートに出会えるかもしれませんよ。
また、音楽のコンサートだけでなく、なんとプラネタリウムのドームで演劇が行われることもあるんです!
わざわざ狭いドームで演劇なんて…と考えてしまいますが、実は、あえてプラネタリウムを舞台に選んで活動している劇団があるのです。
テーマは毎回、何かしら星や宇宙に関連したもので、内容も素人芸ではなく、意外なほど(ゴメンなさい!)本格的です。
公演時期、公演施設は限られていますが、もしお近くで見られる機会があったら、足を運んみてはいかがでしょうか。
主役が星ではないだけに、「プラネタリウム=星を見るところ」という概念からはちょっと外れているかもしれませんが、色々な楽しみ方、活用方法として考えると、このようなイベントもなかなか面白いですよね。